こんにちは、ちこまです。
- コンクールに挑戦すると決めた!
- お姉さん達が着てるあの衣装ってどうやって用意してるの?
- オーダーメイド衣装って高いんでしょ?
コンクールに挑戦すると決めて、衣装をレンタルするかオーダーメイドで作ってもらうか、悩んでいませんか。
バレエ教室によっては、レンタル不可のところもありますが、
衣装はレンタルでも、オーダーメイドでも、どっちでもいいよ。
なんて言われると、決められないですよね。
コンクールの衣装は、全てオーダーメイドで作ってもらっていたのに、5着目をレンタルしたら大失敗・・・
レンタルして、初めてオーダーメイドのありがたみに気づきましたオーダーメイド衣装のメリットとレンタル衣装のデメリットを解説していきます。
衣装をレンタルするか、オーダーメイドで作ってもらうか、ズバッと決めてしまいしょう。
オーダーメイド衣装のメリット
初めにお伝えします。
オーダーメイドのデメリットは1つだけ。レンタルよりお値段が高い。
- 自分の思うデザインで作ってくれる
- 自分のサイズで作ってくれる
- いつでも衣装を着て練習できる
ひとつずつ、解説していきます。
自分の思うデザインで作ってくれる
ヴァリエーションとは、バレエ作品の中の登場人物の曲を踊るので、曲によって衣装のタイプや色が決められています。
ディズニー映画で例えると、ラプンツェルなら紫色のワンピース、美女と野獣のベルなら黄色のイブニングドレスですよね。
バレエでも同じです。
初めてのヴァリエーションでよく踊られる、フロリナを例に説明します。
「眠れる森の美女第3幕」オーロラ姫と王子の結婚式披露宴に、おとぎ話の主人公が多数出席します。
その中の1組が、フロリナ王女と青い鳥(男性)です。二人で踊るパ・ド・ドゥを披露します。
その中の女性ソロの曲(ヴァリエーション)を、コンクールで踊ります。
衣装は、青色のクラシックチュチュが定番です。しかし、コンクールでは、青色のチュチュをベースに、皆さんさまざまに個性を出そうとします。
同じコンクールで、何人もフロリナを踊る子がいるからです。
ちょっとでも目立ちたい、記憶に残りたい。
振り付けは、曲によって決まっているので、大きく変更できません。
審査員の先生によっては、振付を変えるのをイヤがる方もいるみたいです。
- 青といっても薄い水色から濃い青色まである
- 飾りを金色か銀色にするかで雰囲気は変わる
- デザインも高貴な感じや可愛らしくするなどお好みで
同じフロリナの衣装でも、雰囲気がずいぶん違いますね。
自分のサイズで作ってくれる
胴体の部分は、自分の体ピッタリで作ってくれるので、体のラインがキレイに見えます。
サイズが大きいと、回転する時スカート部分が余分に回転して、踊りにくくなります。
上半身をひねったり、曲げたりした時に、背中のホックが外れてしまうことも!
伸びる素材ではないので、採寸して自分の体に合わせて作ってもらうと安心です。
クラシックチュチュは、スカートの張り出しの長さが重要です。- 短いと子供っぽく見える
- 短いとコミカルに見える
- 長いと重たいイメージで足が短く見える
オーダーメイドなら全体のバランスを考えて、ちょうどいい長さで作ってくれます。
クラシックチュチュのスカートの長さは、パッセした時に膝まで隠れる長さが基本です。
いつでも衣装を着て練習できる
普段はレオタートでレッスンを受けますが、コンクールは衣装で踊ります。
クラシックチュチュ(フロリナの衣装)はスカートが腰の位置で横に大きく張り出しているので、レオタードで踊るより手の位置をキレイに見せる工夫が必要です。 一方、ジョーゼットはスカートが長く足にまとわりつくので足の動きに注意 が必要です。コンクールの1ヶ月前から、衣装を着て練習し、本番に向けて最終調整します。
レンタル衣装のデメリット
- なかなか気に入ったものがない
- サイズが合わない
- 衣装を着ての練習が少ししかできない
- 衣装が重かった
ひとつずつ解説していきます。
なかなか気に入ったものがない
自分で探してくるということはなく、先生に指定されたお店のカタログで選びます。
もしくは、先生が勝手に決めちゃいます。
気に入ったものがあったとしても、他の方が借りている可能性 があり、レンタルできるか分かりません。 毎回同じ衣装を借りられる保証もありません。サイズが合わない
カタログをみて選ぶので、試着せずにレンタルします。
試着できるお店もあるようですが、送料(2,000円)負担と記載されていました。
私が、レンタルして失敗したのが、胴体部分が大きすぎたことです。
身長に合わせて選ぶしかないので仕方なかったんです。
背中のホックを引っ掛ける部分(ムシと言います)を作って、サイズを調整します。
しかし、胴体部分が大きすぎてムシの位置が脇の近く まで来てしまいました。その結果、チュチュ(スカート)が反ってしまい、お尻丸出しに。
先生にお願いして、衣装の脇の部分を詰めてもらい、なんとか着ることができました。
本来ならばレンタル衣装サイズ調整はムシを作ることで行います。今回のように脇を詰めることは禁止です。お店の方に許可を得て、特別に調整させてもらいました。
お店によって、衣装の取り扱い方法が決められています。必ず確認してください。
衣装を着ての練習が少ししかできない
オーダーメイドのメリットの中でも説明しましたが、衣装を着ると、不都合が出てきます。
衣装を着て踊ることは スカート部分が張り出していたり、スカートが長くてジャマになったりします。コンクールや発表会では、衣装を着て踊る姿を見てもらうので、衣装を着てキレイに見せる工夫が、必ず必要です。
そのためには、衣装を着て練習するしかありません。
本番2週間前にしかレンタル衣装が届かないことも。
衣装を着ての最終調整は、上手な子ほどこだわるところです。
初めの頃は舞台に上がり、踊ることで精一杯ですけどね。
衣装が重かった
最も後悔したのがレンタル衣装がすっごく重たかったことです。レンタル衣装でコンクールに出たあと、すぐ衣装の先生に相談し、3ヶ月後のコンクール用にオーダーメイド衣装を作ってもらいました。
実際に重さは測っていませんが、その後オーダーメイドで作った同じヴァリエーション用の衣装と比べると2倍以上重い と思います。正直、体を下に引っ張られてるみたいで動きにくかったわ。
衣装代
一番気になるのは、どれだけ費用がかかるかですよね。
実際の費用と、オーダーメイドの衣装代が、どのように決まるか解説します。
費用の比較
実際にレンタルした衣装代と、オーダーメイド衣装代を公開します。
身長160cmでクラシックチュチュですが王女役ではないので飾りはそこまで豪華ではありません(王女の衣装よりお安い)レンタル費用には、お店からの送料とクリーニング代が含まれます。お店へ返却する際の送料はこちらで負担します。
ティアラは、両方ともスクールのものをお借りしたので、費用には含まれていません。
レンタルティアラ代 1,000円/1回レンタル4回とオーダーメイド、同じ値段ですね。
- 2週間続けてコンクールにでる場合、衣装の貸し借りは1回ですがレンタル料は2回分必要
- 予選・決戦とコンクールで2日間着用した場合のレンタル料は1回分
お店によって、規定が違う可能性があります。
オーダーメイド衣装のお値段
ご自分の持っている衣装と比較して、2着目以降の参考にしてください。
- ジョーゼット
- ロマンティックチュチュ
- クラシックチュチュ
- 村娘、娘(お花)
- 女神、妖精(スパンコール)
- 王女、姫(スワロフスキー)
使ってる布の量や裁縫の技術(チュチュは難しそう)
役柄によって使う装飾品(お花・スパンコール・スワロフスキー)が変わる。
上記のような理由でお値段は決まります。
グラデーション、長袖などもお値段アップの要素になりますよ。
衣装の保管方法
衣装は何度も洗うことができません。使用する度に陰干しして、湿気を飛ばしておきましょう。
1度カビが発生してしまうと、落とすことは非常に困難です。
オーダーメイド衣装なので、テキトーに自分で洗濯しています。
- 縦型洗濯機使用
- 洗濯ネットに入れる
- ゆる〜い回転で洗い・脱水
- のり付けする
コンクールの度に洗濯ネットに入れて、縦型の洗濯機でゆる〜い回転を利用して洗っています。
1度洗濯すると、スカートの張りがなくなるので、洗濯のり(キーピング)を使用します。
ドラム式ではおすすめできないし、衣装が破損したり、飾りの石が取れてしまっても、全て自己責任となります。
家庭で洗濯するのは、怖いなぁ
先輩母や先生に教えてもらったお店で、クリーニングしてもらいましょう。
バレエ衣装のような特殊な洗濯をお願いできるお店は、年々減ってきているように感じています。
取り扱ってくれるお店がわからない場合は、宅配サービスで全国どこからでも依頼できるクリーニング店を利用しましょう。
キレイナ(KILEINA)は元々ウェディングドレスや 歌劇団の舞台衣装のクリーニング・メンテナンスを、 日本で最も多くの依頼を受ける ㈱ディアハートの技術スタッフです。
大事な衣装なので、安心して任せられるお店でクリーニングしたいですね。
失敗できない衣装を任せられる
まとめ
おすすめはオーダーメイドです。自分の好みやサイズで作ってもらい、動きやすい、軽い衣装で、いつでも練習できるのです。
何回も衣装を着てコンクールに出場してもらい、どんどん上手になってもらいましょう。
先生を通じて、レンタル料をもらって、後輩にレンタルできる可能性もあります。末長く、使ってもらえますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️
1〜2回しか衣装を着る予定がないから、費用的にもレンタルにしたい!という方は、こちらの記事を参考にしてください。