こんにちは、ちこまです。
時間をかけて、練習してきたコンクール当日。持てる力を全て出し切って、悔いのないものにして欲しいですよね。
お母さんがしてあげられることは、時間の管理と応援すること、この2つだけです。
時間に余裕がないと、自分の踊りに向き合うことができません。
長女と三女が、実際に出場したコンクールの1日の予定をご紹介します。以前、コンクールに遅刻してしまった、苦い思い出も一緒に紹介しています。
遠征せず、家から行けるコンクール会場で行われた時のことです・・・
出場する時間によって、当たりハズレがあります。今回は超ハズレでした。
今回出場したコンクールは、1日目に全ての予選を行い、2日目に全ての決選を行う、一般的なスタイルでした。高校生→中学生→小学生→シニアと変則的な順番で行われました。
大抵は、年齢の若いグループから順番に、予選や決選が行われるんですけどねぇ。
しかも、場当たり開始が9時。準備には、最低3時間必要なので・・・
送り迎えが必要になるかもしれません。あらかじめコンクールの日は、お母さんの予定も空けておきましょう。
コンクールのスケジュールが決まると、先生が当日の予定を考えてくれます。
では、解説していきます。
主催者からスケジュール発表
1〜2週間前に、教室へコンクールの主催者から、出場に関する書類などが送られてきます。すると、コンクール当日のスケジュールを、先生から教えてもらえます。
コンクールの予定もらってきたー
げっ、高校生が1番最初じゃん(ハズレ)
8:00 | 楽屋開場 |
9:00 | 場当たり開始 |
9:20 | 審査開始 |
このコンクールスケジュールに合わせるために、先生が考えてくれた予定がこちらです。
4:50 | 教室入り |
6:50 | 教室出発 注 |
7:50 | 会場入り |
注「お母さん、迎えに来て〜、会場まで連れて行ってね〜。」ということです。
メイク・ウォーミングアップに、3時間は必要です。
楽屋入りから、場当たりまで1時間しかないので、いつもの教室で、まずメイクとウォーミングアップをします。遠征している時は、宿泊先のホテルでメイクしてもらえます。
メイクした顔で電車に乗せるのは、かわいそうなので、車で教室から会場まで送ります。
先生も一緒に会場までお連れします。車の掃除、しておきました。
三女のスケジュールもご紹介します。
12:15 | 楽屋入り |
13:30 | 場当たり開始 |
13:50 | 審査開始 |
先生から三女への指示は、10:45 会場入りだけです。シンプルで良いですね。
長女のコンクール当日スケジュール
余裕を持って準備しないと、踊りにも余裕がなくなります。
以前、先生に言われた時間より、1時間以上遅刻してしまったことがありました。
出番には余裕で間に合いましたが、子供の気持ちに余裕がないことが、踊りに現れていました。「本番に間に合えばそれでいいじゃん。」と以前の私は、自分勝手な考えをしていました。同じ教室の子に負担をかけたり、先生に心配をかけたり、時間を守らないことに付随して起こる、様々なことを考えられなかったのです。
バレエを通して、時間を守ること、人に信頼されることの大切さを学びました。
コンクールで最も重要なことは、いつも通りに踊ることです。そのためには、気持ちのコントロールが必要となります。
それなのに、子供の頭の中は「遅刻しちゃった。先生怒ってるよね。どうしよう。」と余計ことだらけ、踊りに集中するなんてムリですよね・・・
コンクール当日スケジュール(長女)
- 3:45起床(長女・母)
- 4:30教室へ向けて出発(長女・母)
- 4:50教室到着 シニヨン・メイク(私は24時間営業のお店で待機)
- 5:50ウォーミングアップ
- 6:50教室を出発し、会場へ移動私が送迎しました
- 7:50会場到着(8:00 楽屋開場)ストレッチで体を温め直して、トゥシューズで練習
(私は9時開場まで、喫茶店で待機) - 8:30衣装着用し、練習再開
- 9:00場当たり開始出番まで時間があったので、ひたすら練習
10人前に舞台袖入り 出番ギリギリまで踊る - 10:30コンクール本番反省点を軽く練習して、片付け・着替え
- 11:30母と合流コンクールを見たり、ランチをしながら三女が終わるのを待つ
家での準備
コンクール当日スケジュール(長女)①
- 3:45起床(長女・母)
- 4:30教室へ向けて出発(長女・母)
この日に向けて、2日前から徐々に、早寝をしていきました。
- 普段 23:00〜23:30
- 2日前 22:00
- 前日 21:30
コンクール前日だけ、いきなり早く寝ろって言われても、できないんですよね。
今回は、先生がシニヨンをしてくださるので、家で準備することはありませんでした。身支度して、お茶を用意するだけ。
シニヨンを自分でする場合は、さらに30分早く起きる必要があります。
シニヨンがきちんとできないと、気分が下がって、踊りに影響します。
余裕を持って準備することが、踊りにもつながるんですよね〜。
↑(最近気づいた、バカ親)
長女は、朝起きて、すぐに食べられる子ではないけど、野菜スープと小さいパンを2個食べてくれました。
簡単に体が温まるものを、食べさせるようにしています。
自分の身支度と、子供たちに持たせるおにぎりを作るだけですが、子供が寝坊するといけないので、私も同じ時間に起きました。
教室でメイク・ウォーミングアップ
コンクール当日スケジュール(長女)②
- 4:50教室到着 シニヨン・メイク(私は24時間営業のお店で待機)
- 5:50ウォーミングアップ
- 6:50教室を出発し、会場へ移動私が送迎しました
早朝は道が空いているので、通常の半分の時間で到着できました。
子供が教室で準備している間、私は家に戻るのが面倒だったので、教室近くのお店で待っていました。
私は最近、朝活を始めたので、1人の朝時間を満喫させてもらいました。
4:50 シニヨン・メイク
長女が準備した時間帯は、先生1人、子供1人だったため、ほとんどのことを先生にしてもらいました。そのため、シニヨン・メイクで1時間かかりました。
子供が自分でできることは、顔と腕にドーランを塗ることくらいです。シニヨン、体のドーラン、メイクも全て先生がしてくれました。
同じ時間帯に出場する子供がいれば、体のドーラン塗りなど、子供同士でできることがあるので、もっと時間短縮可能です。
5:50 ウォーミングアップ
続いて、ウォーミングアップを黙々と1人で行います。
ストレッチ→バーレッスン→トゥシューズで動く
もう、長女はベテランなので、出番までに何をするべきか、自分でわかっています。
まだ経験が浅い子は、先生の指示に従って、徐々に体を温めていきます。
6:50 会場へ移動
私は、待機していたお店から教室へ戻り、先生も乗っていただいて、3人で会場へ向かいました。
長女は、持ってきたおにぎりを車中で食べます。この時を逃すと、出番が終わるまで、食べる時間も、余裕もありません。
会場での行動
コンクール当日スケジュール(長女)③
- 7:50会場到着(8:00 楽屋開場)ストレッチで体を温め直して、トゥシューズで練習
(私は9時開場まで、喫茶店で待機) - 8:30衣装着用し、練習再開
- 9:00場当たり開始出番まで時間があったので、ひたすら練習
10人前に舞台袖入り 出番ギリギリまで踊る - 10:30コンクール本番反省点を軽く練習して、片付け・着替え
- 11:30母と合流コンクールを見たり、ランチをしながら三女が終わるのを待つ
9時の客席開場まで、私は喫茶店で待機していました。そして、客席に着いたら、ひたすら舞台上で踊っている子を観ています。
みんな、一生懸命なんですよ。その姿を観るだけで、パワーがもらえます。
長女は、場当たり30分前に衣装を着ると決めているそうです。
衣装を着た30分前から本番の舞台に立つまで、心と体の仕上げ方が、自然と身についているんですよね。何回も試行錯誤を繰り返して、無意識のうちに、今のスタイルに辿り着いたんだと思います。
自分のことを自分でわかるって、教えられてできることではないので、スゴイことしてるなぁと感心しました。
三女のコンクール当日スケジュール
- シニヨン 家で自分で結ぶ
- メイク・ウォーミングアップ 会場で他の出場者や先生と行う
中学生以上は、大抵の場合、こちらのケースが多いです。
最近はコロナ禍で、楽屋の滞在時間が制限されています。その影響で、出場時間に関係なく、事前準備の一部を、会場以外で行う場合もあります。
コンクール当日スケジュール(三女)
- 7:00起床・朝食・シニヨン
- 9:30家を出発同じ時間帯に出場する子と一緒に、公共交通機関で移動
- 10:45会場入りロビーでメイク・ウォーミングアップ
(コロナ禍で、楽屋への入場規制が厳しかったです) - 12:15楽屋入り衣装を着て、リハーサル室で踊りまくる
- 13:35場当たり開始化粧直しをして、出番を待つ
10人前に舞台袖入り 出番ギリギリまで踊る - 15:30コンクール本番片付け・着替え
- 16:00会場出発
予選通過の結果発表は、オンラインで行われました。表彰式もなくなってしまい、寂しかったです。
以前は、予選通過者をロビーで、1人ずつマイクで読み上げながら発表するコンクールもありました。
選ばれた優越感にひたれて、盛り上がりましたよ。
先生はもっと大変
先生は、前日22:00までレッスンをして、コンクール当日は、4:50からメイク開始です。睡眠時間は3時間しかとれなかったそうです。
しかも、コンクールに出場するのはうちの子だけではありません。朝1番の出番から、最終グループに出場する子もいました。
これが予選・決選と2日続くのです。(決選も同じような日程です)
先生は、コンクール会場に、朝8時から夜8時半までいたそうです。本当にお疲れ様でした。
どの教室の先生も、教え子がいつも通り踊れて、そこに結果が伴うことを願いつつ、日頃から指導してくれています。
今回のコンクール、長女は、今までで最高の結果を残すことができ、大変喜んでいました。
でも、それ以上に、先生が指導者賞を獲れたことに、長女は感激していたのです。「良い子に育ったなぁ〜。」と親バカですが、思ってしまいました。
こんな風に、子供の成長を実感できる機会は少ないです。「バレエを習わせて良かったなぁ」と改めて思ったコンクールでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️
こんなハードスケジュールで出場するコンクール。せっかくなら、良い成績をおさめて欲しいですよね。
バレエは一朝一夕で上手になるほど、甘い世界ではありません。上手になるための第一歩を、こちらの記事で解説しています。