お子さんの心配ばかりして、ご自分のことを疎かにしていませんか?
あれ?私って何を着ていけばいいの?
発表会3日前、子供の準備をしていて、ふと思った経験があります。
11回発表会を手伝ってきても、このありさま……。初めて発表会に出場する方は、もちろん悩みますよね。
落ち着いた色のスーツやワンピースを着ておけば大丈夫。
発表会に来てくれたお客様が、最初に目にするのは、受付や会場整備をしているお母さんたちです。
お母さんの装いで、発表会の第一印象が決まると言っても過言ではありません。
発表会当日のお子さんの持ち物は決められているけど、お母さんのものは特に決められていないですよね。
服装の注意点と、不測の事態に備えて持っておきたい物についても解説していきます。
母の服装
受付を担当する方はもちろん、ドアの開閉補助や客席での案内など、お客様をお迎えする仕事を担当します。
たとえ楽屋での仕事を任されていても、お客様の目に触れる可能性があることを忘れてはいけません。
機能性と品格を兼ね備えた服装を心がけてください。
- 服
- 靴
- バッグ
それぞれの注意点をひとつずつ解説します。
服(黒か紺のワンピース)
- 色は黒または紺
- 落ち着いたデザイン
- 短いスカートはダメ
- アクセサリーは控えめに
黒または紺色の落ち着いたデザインの服装にしてください。ワンピースまたはスーツが無難です。
卒業式に参列しても馴染めるような服装がいいです。
立っている時、膝が丸出しのスカートは短すぎます。
ゆったりしたタイプのズボンは、裾がもつれて動きにくいのでやめましょう。とにかく、動きやすさを重視してください。
派手なアクセサリーは必要ありません。主役は子供たちです。
私が持っている卒業式用のスーツが、少し明るめのグレーっぽい色合いなんです。なので、持っている服の中から暗い色の服を選んで着ていました。
11回目にしてやっと発表会用の紺色ワンピースを購入しました。
毎年悩む必要がないと思うと、さっさと購入しておけばよかったなぁと後悔しています。
初めにワンピースだけ購入したので、それに合わせてジャケット探しました。色合いや丈を合わせるのが難しかったです。
オシャレ上級者じゃない方は、統一感を出すためにジャケットもセットで購入するのがオススメです。
靴(ヒールが低いゴム底)
- 音を立てないゴム底
- ヒールの低い動きやすいもの
- 脱ぎ履きしやすいもの
すぐに行動できるように、動きやすく、脱ぎ履きしやすい靴にしてください。ヒールは低く、靴底はゴム製のものがおすすめです。
上演中暗い中、客席の階段を上り下りすることもあります。踊りの邪魔になるので、音の出る靴はやめてください。
ストラップが付いているものはやめましょう。
楽屋に出入りする時、靴を脱いで上がります。いちいちストラップを止めているヒマはありません。
以前は楽屋で子供のお世話ばかりしていたので、機能性に優れたパンプスタイプのクロックスを履いていました。
近年は、受付業務などのお客様対応が増えてきたので、ちょっとおしゃれなバレエシューズを履いています。
バッグ(布製ウェストポーチ)
- 両手が空くように
- 音が出ない素材
常に行動できるように、両手を空けておく必要があります。
斜め掛けバッグやウエストポーチに最小限のものを入れて持ち歩きましょう。
上演中に客席を移動する仕事もあります。
演目の邪魔にならないよう、コンビニのビニール袋のように音が出る素材は持ち歩かないでください。
母の持ち物
- 子供のお世話グッズ
- 自分のもの
必要最低限のものにしましょう。
子供のお世話グッズ
- シニヨングッズ
- 口紅・紅筆
- 裁縫道具
- ティッシュ・ウェットティッシュ
- 絆創膏
発表会当日は何が起こるかわかりません。ハプニングに遭遇した時に、さっと対処できるようなグッズを紹介します。
シニヨングッズ
シニヨンをお直しするために用意しておきましょう
アメピン・Uピンは常に持ち歩いておきたいです。
結び直すところからシニヨンを修復する場合は、くし・ジェル・水スプレーも必要です。
口紅・紅筆
口紅のあるなしで表情が全く変わります。
全く口紅が残っていない場合は、メイクの先生に口紅を塗り直してもらった方がいいです。
一方、ちょっと薄くなってるなぁくらいなら、ご自分の赤い口紅を塗り足してあげれば十分です。
赤い口紅なんて、持ってないなぁ。
ドラッグストアでなんか探してこようかな…
何本か赤い口紅を購入してみましたが、お値段が安いと発色が良くなかったですよ。
わざわざ赤い口紅を購入するなら、舞台メイク用の口紅をおすすめします。チャコットの製品でも1,320円で購入できます。
ピンク色は避けて、赤系統の色を選んでください。
紅筆を使ってキレイに塗ってあげましょう。100円ショップの蓋付の紅筆で十分です。
裁縫道具
ムシがちぎれたり、シューズが痛くて踊れない、なんて状況が出てきます。
針に糸を通して、玉止めしたものを3本くらい常備しておきましょう。
裁縫道具を使う時は、時間に余裕がない場合がほとんどです。最悪の場合、安全ピンを使用することもあります。
ティッシュ・ウェットティッシュ
毎年1人は、鼻血を出している気がします……衣装を着ている時だと、ヒヤヒヤです。
口紅がはみ出しちゃって拭きたい場合もあるので、ウェットティッシュも用意しておきましょう。
絆創膏
ちょっとした出血でも、衣装に付けるわけにはいかないので、すぐに絆創膏を貼ります。
シューズのゴムを縛り直したりして、余分なゴムをシューズの裏側に貼り付けておく時なんかも使えます。
絆創膏はテープ代わりにもなるので、重宝します。
自分のもの
最低限のものしか必要ありません。
- ハンカチ
- スマホ
- 100円玉10枚
- 飴玉
会館に自販機はあるでしょうから、100円玉を少し持っておきます。
糖分補給に小さめの飴玉も持っておきましょう。
当日のスケジュールなど紙で配布してくれたものは、写真を撮っておけば、スマホ1台に集約できます。
配布物を写メしておけば、無くす心配がありません。
出演者全員に気を配ろう
発表会当日、お母さんたちは裏方に徹します。服装など、目立たぬように迅速な行動をとること第一で考えてください。
お客様を接待するので、機能性ばかり考えた格好でも困ります。お客様をバレエの世界に誘う案内人であることを忘れないでください。
ハプニングに対応できるような備えも必要です。
たとえ楽屋で子供をお世話する係じゃないとしても、全く子供たちと関わらないとは限りません。
ちょっと廊下ですれ違った子が鼻血を出してしまったり、トイレで会った子のシニヨンが乱れていたなんてこともあります。
気づいた人が、気づいた時に対応する。係に任せておけばいいやはやめましょう。
発表会に出演する全ての子供を、発表会に関わる全ての母親でサポートします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️
お子さんの持ち物もチェックリストを使用して最終確認しましょう。