こんにちは、ちこまです。
- 運営委員って何するの?
- バレエのこと何にも知らないけど大丈夫?
- 先輩お母さんが怖い・・・
順番やくじで運営委員になってしまい、こんな不安を抱えて憂鬱になっていませんか?
そんな風に感じているのは、あなただけではありません。
知らないから不安に感じているだけ!
10回目の発表会で、運営委員の会長を務めた私が、全てお伝えします。
- 先輩お母さんたちと仲良くなれて、コンクールなどの知らない情報も教えてもらえる
- 普段は見れない子供たちの真剣な姿を間近で見れる
- お母さんの評価とともに、お子さんの評価も上がる
お得なことはあっても、損をすることはありませんよ。
苦労もありますが、それ以上に大きなものを得られます。
運営委員とは
発表会を開催するために、大勢の方が関わります。
- 出演者(子供たち)
- 先生方
- スクールの方
- 会館の方
- 舞台関係者
- お母さんたち
これら全ての方たちをまとめて、発表会を無事に成功させるのが、運営委員です。
先生方は演目・振付・衣装決定など、舞台の表側を担ってくださいます。
運営委員は舞台の裏側を任されるんです。
決定方法
- 今まで委員を経験していない方
- 各クラスから1人選出
- みんなで話し合う
4クラスから、1人ずつ選びます。
- 中学生以上
- 小学校高学年
- 小学校低学年
- 未就学児
発表会の通し稽古が始まると、お母さんたちが揃う機会が多くなります。
そのタイミングで、皆さんの家庭事情などをリサーチしながら、話し合いで決めます。
- 小さいお子さんがいる・妊娠している方
- PTAの役員・他の習い事の役員をしている方
決まらない時は、ジャンケンやくじで決定する時もあります。
夜勤・土日に仕事がある方もいらっしゃいますが、年月が経っても変わる状況ではない事情は考慮に入れないようにしています。みなさん色んな事情を抱えています。
ずっと役員を免除される方がいては、不公平ですよね。
以上の4人とは別に、会長を選びます。
先生と会長が話し合いをして、次期会長を決定します。
- 発表会の経験が多い方
- 子供がコンクールに出場している
- 先生とお話しできるタイミングを知っている
発表会や教室の状況を、ある程度把握している方にお願いします。
自主練習やコンクールのための特別レッスンなど、コンクールに挑戦していない方には分からないレッスンなどがあります。
先生の予定をある程度把握出来ないと、いつ打ち合わせができるのかわかりません。
週に1回しかレッスンを受けていない方では、いつ大先生が教室に来ているのかさえ、分かっていません。
期間(任期)
1年間+引継ぎ(サポート)1年間。
委員をしている最中は必死なので、次への引き継ぎの事まで考えている余裕はありません。
次の1年でサポートしつつ、引き継ぎをしていきます。
ちこま三姉妹が通うバレエ教室
- より良い方法を模索し、その都度違う手法を試している
- コロナ禍での発表会で今までの方法では対応できないことが多かった
各係の引継ぎ資料は存在しますが、コロナ禍で変更した場面が多々ありました。
運営委員の仕事
5つの係に分かれています。
- 会長
- 副会長
- 書記
- 会計
- 未就学児係
基本的に、それぞれの係を、1人で受け持ちます。
未就学児係は、発表会に参加する子供の人数によって、2人でお願いすることもあります。
会長
- 先生方と打ち合わせをし、日程を決める
- お母さん方へのお知らせ内容・時期を決める
- 発表会当日のお母さん達の係を決定
何でもかんでも、決定していきます。
お母さんたちの悩み解決も、重要な仕事です。
発表会当日は、行く先々で何かが起こっているので、会館の中を巡回し続けます。
本番当日、2万歩、歩きました。
マニュアルが存在しない、何でも屋の会長です。仕事内容はこちらの記事で紹介しています。
先生方と打ち合わせをし、日程を決める
ちこま三姉妹の発表会は、毎年4月に行われます。
そこに向けて幾つかの行程があり、それぞれに対する準備も必要となってきます。
準備のために、役員の集まる日時の調整も必要です。
- 12月 クリスマス会
- 3月 発表会用写真撮影、発表会用品代金・お弁当代金集金
- 4月 照明合わせ、貸衣装代金集金
先生と日程を決めて、いつもの教室だけではスペースが足りない時は隣の教室の予約状況を確認して場所を確保します
お母さん方へのお知らせ内容・時期を決める
お知らせ内容は毎年ほとんど変わりませんが、記載する日付など変更になる箇所もあります。
念のために、内容を確認してから、印刷しましょう。
何年も同じ文章を使っていては、内容が古い場合もあります。
お知らせが早く届きすぎても、内容を忘れてしまいます。
- 注意事項は1週間前
- 準備が必要なものは1ヶ月前
発表会経験の少ない方たちには、口頭で説明しながら配布しましょう。文章だけでは伝わりづらいです。
初出演のお母さんたちには、直接反応を見ながら、丁寧に伝えましょう。
時間が経つと忘れてしまうので、1週間前にお知らせしましょう。
発表会用に、各自で準備してもらうものが色々出てきます。こちらは、時間がかかるので、1ヶ月前にお知らせしましょう。
発表会当日のお母さん達の係を決定
会館でのスケジュールは、照明合わせ終了後、舞台監督さんが決めてくれます。
発表会1〜2週間前にならないと、正式なタイムテーブルは分かりません。
タイムテーブルが発表されてから考えると大変なので、発表会の演目順番が発表された時点から、少しづつ考え始めます。
前回の発表会スケジュールを参考にして、早めに当日のお仕事を決めていきましょう。
- 事前に先輩お母さん、先生方からお話を聞いておき、新たに必要な係・不必要な係を決定
- 妊娠中・小さい子供を預けられないなど、事情がある方のリサーチ
- お子さんの本番が見れるように配慮する
- 負担が偏らないように配慮する
あとは、タイムテーブルが発表された時点で、時間も考慮に入れ、ムリが生じていないか確認して完成です。
先輩お母さんたちはとっても頼りになります。
大事なポイントには、必ず1人お手伝いに入ってもらいましょう。
お客様の受付やロビー対応は、全部先輩お母さんたちにお任せしちゃいました。
会長だからと全部抱え込まず、頼りになる方に協力をお願いしましょう。
副会長
- スタッフさんのお世話
- 集金手伝い
- 会長補佐
事前準備よりも、発表会本番が行われる会館で、重要なお仕事をしてもらいます。
スタッフさんのお世話
- お弁当屋さんとの連絡係
- 弁当注文(出演者・先生方・ゲスト・スタッフ)
- 弁当配布
メニュー表の作成・注文・集金まで全て行います。
先生方・ゲスト・スタッフさんの人数把握も必要。
先生方とゲストには、メニューをお知らせして、注文を受けます。
- スタッフさんへの差し入れ準備
- 会館での差し入れ(お菓子・飲み物)補充
先生方・ゲスト・スタッフさん合わせて、30人近くいらっしゃいます。
先生方とゲストの差し入れは、好みに合わせて用意しておきます。
スタッフさんにつまんでもらうお菓子類(飴は必須)も用意し、不足分を確認しながら、補充を繰り返します。
集金手伝い
集金する機会が何度かあります。
- 発表会運営費
- クリスマス会費
- 発表会用物品(指定タイツなど)
- お弁当代金
- 貸衣装代金
注文内容に不備はないか、金額は正確に記入されているか、お釣りが必要な場合は計算ミスしないように・・・
必ず2人以上で確認しながら、集金していきます。
お金を扱う仕事は気を使います。
会長補佐
発表会が近づくにつれ、どんどん忙しさが増していきます。
会長は同時にいくつものことを決定していかなくてはせん。
そんな時に、子供たちやお母さんたちの声を会長に届けて、一緒に解決してくれると、会長の負担が軽減されます。
事態を悪化させないために、早めの対応が重要です。
しっかり会長を補佐してあげてください。
書記
- 配布物・掲示物作成
- 名簿管理
とにかく書類を作って、印刷してもらいます。
自宅のプリンターで印刷してもらうので、インク代は運営費からお支払いします。
配布物・掲示物
配布物や掲示物は、毎年同じような内容のものを使用しています。
- 日付・連絡先変更
- 誤字脱字チェック
- 内容確認
日付けや連絡先の変更を忘れずに行いましょう。
誤字脱字がないか、内容が古くないかも要確認。
内容に違和感を覚えたら、会長に相談してみましょう。
古:通し稽古にDS持ち込み禁止
新:通し稽古にSwitch持ち込み禁止名簿
名前・電話番号など、間違えないように気をつけましょう。
特に、名前は発表会のパンフレットにも使用されます。
形として残るので、間違いはすぐに訂正しておきましょう。
何度も形を変えて名簿を利用する機会があります。
- 発表会出演者名簿
- レッスンの出欠表
- パンフレット名簿
- 集金用名簿
- 集金用封筒
- お弁当シール
間違いが全てに反映されるように、元データを1つにして管理しましょう。
会計
- 通帳・出納帳管理
- 集金
- 金券準備
- 会計監査
お金の取り扱いには細心の注意を払いましょう。
通帳・台帳管理
通帳・クレジットカードを預かります。
立替払いしてくれた方への支払いをします。
お金の動きに合わせて、出納帳への記入も行います。
集金
何度も集金する機会があります。
- 発表会運営費
- クリスマス会費
- 発表会用物品(指定タイツなど)
- お弁当代金
- 貸衣装代金
必要に合わせて、集金袋を配布し、集金と共に回収します。
注文内容に不備はないか、金額は正確に記入されているか、お釣りが必要な場合は計算ミスしないように・・・
必ず2人以上で確認しながら預かるようにします。
集金の金額が合わない場合は、会長に相談しましょう。
お釣りのやりとりが一番ミスにつながります。
- お釣りが必要ないように準備してもらう
- 混んでいる時は後回しにする
- お釣りは3人以上で確認する
そもそもお釣りが要らないように、準備してきてもらいます。
おつりが必要な時は、確認する人数を増やしましょう。
順番待ちの方がたくさんいると、焦ってミスにつながります。混雑が収まるまで待っていてもらうか、後日返金するなど工夫しましょう。
そして金額が合わなかったからとあわてる必要はありません 。- 計算ミス
- 記入ミス
落ち着いて、もう1度確認してみましょう。
お金を受け取って金額を確認したら、また集金袋に一旦お金を戻しておきます。
集金作業が終了したら、再度確認しつつ、お金を袋から出していくと、さらにチェックがしっかりできます。
金券準備
金券を用意し、本番当日、特に大変なお仕事をしてもらう方へ、お渡しします。
発表会当日は、お母さんたち全員にお手伝いしてもらいます。
その中でも、特に大変なのは、誘導係です 。貸衣装が届いてからは、通し稽古・会館リハーサル・本番当日と、子供たちにつきっきりです。
本当に気持ち程度なのですが、感謝の気持ちと共に、誘導係に金券をお渡ししています。
駐車場整理を手伝ってくださる方にもお渡しします。会計監査
バレエ教室の発表会が、4月に行われている関係で、1年は6月から始まり5月で終わります。
その1年間のお金の流れをまとめて、みなさんに報告します。
6月に運営委員の引継ぎを行うので、その際、次期会計と共に監査し、みなさんに書類で報告します。
みなさんからお預かりしたお金なので、きちんと用途を報告します。
未就学児係
- 看板作成
- 未就学児のお世話全般
- 未就学児のお母さんのフォロー
クリスマス会以外で、運営委員としての仕事はほとんどありません。
未就学児のお母さんは、発表会出演回数の少ない方がほとんどです。
自分のお子さんの発表会の準備だけでも大変です。
看板作成
本番を行う会館入り口(外側)に設置する、大きな看板を作成してもらいます。
毎年趣向を凝らして作成してくれます。
目立つところに設置される看板なので、来場してくださるお客様から大好評です。
近年は、大きな紙に素敵なデザインを印刷して、そのまま貼り付ける方法が主流です。
旦那さんにお手伝いしてもらったりしているようです。
私が看板を作成した10年前は、切って貼って・・・
手作り感満載でした。
未就学児のお世話全般
通し稽古の時から、未就学児のお世話をお願いします。
- おとなしく待機させる
- お菓子は所定の場所で食べる
- トイレの付添
- 衣装の取り扱い
- 出番に遅れない
小さいお子さんは、目が離せません。
常にそばにいて、お世話をしてもらいます。
通し稽古時の決まり事は、発表会当日と同じです。
発表会に慣れていない、子供やお母さんたちに、徐々に慣れていってもらうためにも、重要です。
未就学児のお母さんのフォロー
お子さんが小さいので、お姉ちゃんが習っていない方を除いて、発表会経験が少ない方がほとんどです。
初めて発表会に出演する方も、たくさんいます。
バレエ特有の決まり事があるので、その都度、声をかけてあげてください。
特に貸衣装の取り扱いには、十分注意が必要です。
最悪の場合、衣装破損とみなされて、弁償となってしまう可能性もあります。
禁止事項は必ず守ってもらいましょう。
- 衣装を破らない
- 飾りを取らない
- タグに名前を書かない・名札を縫い付けない
- 肩ヒモ調節ゴムを縛らない
破らないなんて当たり前じゃん
と思われるかもしれませんが、お家で保管している間に、お子さん(兄弟)が触る可能性もあります。
お母さんからきちんとお話してもらい、衣装の大切さをご家族全員に、伝えてもらいましょう。
きっとこういうことだろう・・・
どんな些細なことでもいいので、すぐに会長に確認しましょう。
分からない事を、きちんと会長に相談してください。
それも重要な役目です。
思い込みで、間違った方向に進まないようにしたいです。
非日常を経験し、刺激をもらえる
まずは、できること・できないことを伝えておくと、みなさんの得意を活かしてお手伝いできます。
そして、他の方の仕事内容も把握し、積極的に手伝うようにしてください。
- 忙しくて事前準備にあまり参加出来なかった方は、本番当日にバリバリお仕事をお願いします
- 未就学児のお母さんであまり力になれていないなと思わず、買い出しを手伝うなどご自分でも出来そうなことを探して、積極的にお手伝いをお願いします
会長も含め、他の役員の進行状況も把握し、遅れていたり足りないことがあれば、どんどん声をかけましょう。
うっかり忘れていることもあります。
疑問に思ったことは、些細なことでも、遠慮なく聞いていきましょう。
忙しそうで申し訳ないなぁ。
間違った方向に進むと、後から修正するのが大変です。
- こんなこと聞いてもいいのかな?
- さっき教えてもらったけどよく意味がわからなかったなぁ
- みなさん大変そうだから後でいいか・・・
- きっとこういうことだよね・・・
ちょっとでも迷うことは、遠慮なく、他の運営委員に相談していきましょう。
発表会を無事行うために、みんなの力を合わせて頑張りましょう。
- 子供たちの頑張る姿を間近で見れる
- 舞台を降りた後の悔し涙に心を打たれる
- 全力を出し切った最高の笑顔に出会える
- 自分の意外な才能に気づく(かも?)
日常では経験できないことが待っていますよ。
子供たちにとって大事な発表会、みんなで作り上げていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️
発表会当日は何が起こるかわかりません。そんな時でも慌てず対処するための極意を紹介しています。